ここでは、「お助けマンDay」の「勤務表作成」画面で「複数勤務」機能で登録している勤務について、自動作成の結果「複数勤務」で登録していない勤務が割り当たるという場合について説明します。なぜそのようなことが起きるのか、どのように対応すればいいかなど参考にしてください。
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#事象
本事象が起きた複数勤務の登録例をご紹介します。
1.「勤務表作成」画面から「複数勤務設定」で、「休」か「夜」(夜勤)のいずれかが自動作成で割り当たるように登録します。
2.同じ内容を5日間連続で登録し、自動作成を実行します。
3.自動作成結果を見ると、複数勤務で登録していない「日勤」が割り当たり、「夜」が割当たりませんでした。
#原因
なぜこのような結果になったのでしょうか。
この例で登録されている他の様々な条件を紐解くと、以下のようなものがありました。
- 「基本ルール設定」の「夜勤と明けの勤務設定」で、「夜」と「明」がセットで割り当たるように登録されている。
- 「基本ルール設定」の「連休回避」で、3日連続の「休」を回避が登録されている。
- 「スタッフ設定」の「曜日別固定シフト」で、土日に「休」が登録されている。
以上の条件から、主に1日目や5日目の割り当てでに以下のような問題が生じます。
- 1日目に「夜」を割り当てようとすると、翌日の複数勤務候補に「明」が含まれていない。
- 1日目に「休」を割り当てようとすると、前日までの土日が「休」で3連休は割り当てられない。
- 5日目に「夜」を割り当てようとすると、翌日の土日が既に「休」で割り当てられない。
- 5日目に「休」を割り当てようとすると、翌日の土日が既に「休」で3連休になるため割り当てられない。
2~4日目についても、「夜」は複数勤務の候補に「明」がないため割り当てられず、「休」も割り当てても2連休までとなることから、最終的に「夜」も「休」も割り当てられないとなった日は、そのスタッフの「担当可能条件」の中から「日勤」を無理矢理割り当てた、という動きになっています。
#対応方法
では、どのようにすれば複数勤務に無い勤務が割り当たることを防ぐことができるのか。
この例では複数勤務に「明」が含まれていないことが可能性として一番高いと思われます。
1.「複数勤務設定」で今度は「明」も含めてチェックします。
2.先ほどと同じように複数勤務を5日間連続で登録し、自動作成を実行します。
3.自動作成結果を見ると、今度は候補として登録した勤務記号のみ割り当たりました。
注:以上のように、「複数勤務」で登録する勤務記号の候補は、他の条件と矛盾しない組み合わせで登録しているかが重要です。
特に、「夜勤と明けの勤務設定」のように、2つの記号を強固に関連付けている勤務記号を用いる場合は、このことを念頭に複数勤務を登録してください。
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