飲食店におけるシフト表は、店長や社員の方が、紙やエクセル、スプレッドシートを使い、手作業で作成をしているケースが、まだまだ多いのではないでしょうか?
スタッフの勤務や休みの希望は、お店の事務所に貼りだされている紙に記入をしてもらったり、口頭やメール、LINEなどで伝えてもらったりした後、手作業で各スタッフに対して、休みや、何時から何時まで勤務してもらうかを、一つ一つ決めていきます。
シフト表作成は、非常に手間のかかる作業であり、1週間に1回や半月に1回など、定期的に必ず行わなければなりません。最近では、安価でシフト管理ができるシステムがあり、それらを活用して店舗運営の効率化を図るケースが増えてきました。
この記事では、シフト管理システムの導入にあたっての必要な知識をまとめ、後半には、飲食店の皆様におすすめするシフト管理システム・アプリケーションを厳選し、各サービスの料金、機能、メリットについて、分かりやすく紹介します。
自店舗に合うシフト管理システムを利用し、店舗運営の効率化を実現しましょう。
飲食店におけるシフト表作成の特徴
まず、飲食店におけるシフト表作成の特徴について整理します。他の業種とは異なる点がいくつかありますので、その点を考慮した上で、サービスを決めると良いでしょう。
① パート・アルバイトを中心とした店舗運営
飲食店で働くスタッフは、フルタイムで働くのではなく、学生や主婦、フリーターなど、パート・アルバイトを中心とした店舗運営をされています。社員の方は店長の1名のみで運営されている店舗もあります。
パート・アルバイトの方は、働くことができる曜日や時間帯がさまざまであるため、早番、中番、遅番、Aシフト、Bシフトなどの記号でパターン化して割り当てることが難しくなります。
シフト管理システムとして必要となるのは、そういった勤務記号を割り当てるものではなく、17時00分~21時30分などのように、働いてもらう時間そのものを割り当てることができる機能となります。
② 繁閑の差が激しく、店舗の特性にあわせた人員配置が必要
飲食店はサービス業となりますが、サービスの特性の一つに非貯蔵性/消滅性(perishability)があり、それは在庫を持つことができない特性のことを言います。
顧客が来店しなければ、「料理を提供する」というサービス自体を、前もって作り、保管しておくということはできません。そうなると、顧客の来店に合わせてスタッフを配置することが必要になります。
調理過程において、ある程度は、セントラルキッチンなどで仕込みなどができたとしても、最後の盛り付けであったり、テーブルまで料理を提供したり、食べ終わったお皿を片付けるという一連のサービスを、在庫することはできません。
また、レストランであれば、昼食時の11時から14時、夕食時の17時から20時までが、来店客も多いですが、それ以外の時間帯においては、それほど来店客も多くないため、繁閑の差が激しいと言えます。
さらに、時間帯だけではなく、平日と土日祝では忙しさが異なりますし、同じブランドのお店であっても、郊外にあるお店なのか、オフィス街にあるお店なのかで、ピークの波の形、高さが異なります。季節によって異なるケースもあるでしょう。
店舗の特性にあわせて、日毎、時間帯毎に、適正な人数でスタッフを配置する必要があります。
③ 人手不足の局面においては、必要なスタッフ数がそろわない
日本の労働力市場においては、少子高齢化社会の進展の影響が大きく、働き手が減少する傾向にあります。
特に飲食店の場合、働き手は大学生などの若いスタッフに頼っている部分もあり、人材確保においては、非常に厳しい状況にあります。
そうなると、本来、店舗運営に必要となるスタッフ数が揃わないという事態に陥り、まともなサービスが提供できない恐れが出てきます。
休み予定のスタッフにヘルプとして勤務してもらえないかの打診や、多店舗展開している飲食店であれば、近隣の店舗から応援をしてもらうなどして、何とか必要なスタッフを確保するなどの対策も必要になってきます。
シフト管理システムにおいては、そういったスタッフにヘルプを依頼する機能や店舗間の応援機能が備わっていることが、重要といえます。
④ スタッフが満足する、公平なシフト表を作成する必要がある
飲食店をはじめとしたサービス業や小売業においては、顧客満足度を高めることは、事業の業績に直結するものであり、最も優先度の高い経営課題として挙げられることが多いです。
その顧客満足度ですが、従業員満足度と密接な関係性があり、顧客満足度を高めるためには、従業員満足度を高める必要があると言われています。
従業員満足度が低い状態だと、顧客に対して満足なサービスが提供できなかったり、優秀な人材が定着しなかったり、それにより生産性が上がらないなどの問題につながってしまいます。
シフト表作成という業務は、そういったパート、アルバイトの方々の不満を貯める原因にもなりますので、簡単に考えてはいけません。
働きたい時間や休みの希望が、どれだけ叶えてもらえるのか?人手が足りない状態で、働くことになり、負担が大きくなりすぎないか?他のスタッフと比較して、公平にシフトに入れているか?など、特に気にしています。
また、シフト表の提示が遅くなってしまうと、プライベートの予定も立てられなくなるため、スピーディーに作成して、公表する必要もあります。
シフト管理システムには、効率良く、いかにスタッフが満足する質の高いシフト表が作成できるかが求められます。
⑤ 法令や就業規則を守ったシフト表の作成
飲食店に限りませんが、労務コンプライアンスを強化するということは、企業経営において非常に重要な経営課題となっています。
労働基準法はもちろんのこと、最近では働き方改革に関連した法改正も制定されていますので、シフト表作成者も正しい知識をもって、スタッフに勤務を割り当てる必要があります。
そういった労働関係の法律の知識を正しく持ち合わせていたとしても、手作業で行っていると確認漏れが発生してしまいます。
シフト管理システムにおいては、そういった確認漏れがないように、エラーチェックの機能があり、誤ったシフト表で運用させないような仕組みが必要となります。
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シフト管理システムのカテゴリー分け
ひとことでシフト管理と言っても、さまざまな方法があります。ここでは大きく4つのタイプに分けて、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
① エクセル・スプレッドシートを利用する方法
ほとんどのシフト表はエクセル、スプレッドシートで作成されています。会社の中に、エクセルの関数やマクロに詳しい方がいる場合は、テンプレートを自作して、店舗で運用されているケースも多いです。
フリーでダウンロードできるものもありますので、コストをかけずに、現状の業務よりは作業を効率化したい場合には、まずは検討するのも良いかもしれません。
- 【メリット】
・ コストをかけずに運用をはじめられる
・ エクセルは普段利用しているので、抵抗なく利用できる
・ 必要な項目を追加するなど、加工が簡単にできる - 【デメリット】
・ エクセルファイルを更新するため、他店舗やエリアマネージャーとの情報共有が難しい
・ 作成・修正の作業ができる場所は、パソコンのある店舗のみ
・ 自作のエクセルの場合、メンテナンスできる従業員がいなくなると、運用ができなくなる
・ シフト表作成に特化していないため、入力や修正などの作業がやりづらい
・ 簡単な集計や、パターンでの割り当てを行うのみで、複雑なシフト表作成はできない
② 勤怠管理システムのシフト管理機能を利用する方法
シフト管理システムは導入していないけれども、勤怠管理システムであれば導入している企業は多いかもしれません。
勤怠管理を行う上で、出退勤の実績の情報だけだと、残業や欠勤を把握することはできませんので、計画となる情報を入力するためのシフト管理機能が備わっているものも多いです。
まずは、利用している勤怠管理システムの機能で、どういったシフト表が作成できるのか確認するのが良いかもしれません。
- 【メリット】
・ 勤怠管理システムの機能の一部であるため、システム間の連携を考える必要がない
・ 追加コストをかけることなく、シフト管理の機能が使える可能性がある - 【デメリット】
・ シフト管理に特化したものでないため、希望の集約や自動作成などの機能が備わっていないものも多い
③ 希望集約ができるクラウドサービスを利用する方法
シフト表をエクセルや手書きで作成するのではなく、クラウドサービスを利用して作成する企業も増えてきました。
インターネットの環境さえあれば、すぐに利用できるものなので、サーバの設置やネットワーク環境の整備など、特別な準備をすることなく、簡単に導入することができます。
まずは、エクセルでの作成や手書きの状態から脱却し、データ化をすることで、シフトに関する情報をスタッフと共有する、他店舗の店長と共有することから始めたい方には良いかもしれません。
- 【メリット】
・ シフト表をスタッフや他店舗と共有することができ、簡単に始めることができる - 【デメリット】
・ スタッフの勤務希望を集約することがメイン機能となり、各スタッフに対して、休みや勤務時間を割り当てる作業は人手で行う必要がある。
④ 自動作成を備えたクラウドサービスを利用する方法
各スタッフに対して、いつ休みを割り当てるか、何時から何時まで勤務を割り当てるかを考えることは、非常に時間がかかり、新任の店長には非常に難易度が高い作業となります。
シフト作成においては、各スタッフからの勤務希望を集約して、そのスタッフの希望通りに働かせて良いというものではありません。法令や就業規則を遵守しつつ、店舗運営のための必要スタッフ数を考慮しながら、実際にスタッフに働いてほしい時間、休みを一人ずつ決めなくてはなりません。
まだ数は少ないですが、シフト管理に特化したクラウドサービスの中には、スタッフに実際に割り当てるべき勤務時間や休みを、自動で考えてくれるサービスがあります。
自動作成の機能があれば、シフト作成の一連の作業(希望集約、時間調整、確定シフト表の公開、ヘルプ調整)を、全体的に効率化が図れるため、作業時間を大幅に省力化することができます。
また、システムが自動で考えてくれるため、人が考えるという恣意的な部分は排除されます。公平性の高い、スタッフも満足するシフト表が作成できます。
- 【メリット】
・ シフト作成の一連の作業を大幅に省力化することができる
・ 新任の店長でも、質の高いシフト表を作成することができる
・ 公平性の高いシフト表が作成でき、スタッフの満足度が高まる - 【デメリット】
・ 自動作成をするためには、勤務条件を登録する必要があり、初期設定に時間がかかる傾向がある
飲食店のシフト管理システムを選定する上でのチェックリスト
飲食店において、シフト管理システムを導入しようとする場合、どのような点に注意をしながら選定をすれば良いのか、いくつかポイントがあります。
今回は、シフト管理に特化したサービスを導入する場合においての選定のポイントを、機能面とサポート面に分けて、いくつかピックアップします。
機能面でのチェック項目
☑ スマホを活用したスタッフの希望集約ができるか?
エクセルや紙でのシフト作成の場合、スタッフからの勤務の希望については、紙に記載してもらったり、口頭で伝えたり、LINEなどのメッセージアプリを使って、集約するケースが多いかもしれません。
その場合、希望の勤務を収集して、シフト表に転記するのに時間がかかるだけでなく、ミスにより、間違った勤務希望でシフトを組んでしまう恐れがあります。
最近のシフト管理システムであれば、スタッフ自身がスマホを使って、直接システムに登録する形となるため、集約の手間を減らし、転記ミスなどの問題も防ぐことができます。
☑ スマホを活用したスタッフのヘルプ調整ができるか?
スタッフが働くことができる時間をすべて反映させてシフト表を作成したとしても、どうしてもスタッフが足りないケースというのは発生します。また、あるスタッフが、急遽出勤できなくなり、他のスタッフに代打で出勤してもらう必要性があるケースも多くあるかと思います。
そのようなときに、休み希望のスタッフや勤務をしていないスタッフに対して、出勤が可能かを確認したり、予定していた勤務を早める、もしくは勤務を延長をしてもらえないかを打診したりすることがシステム上で管理できると、やり取りをスムーズにすることができます。
☑ 他店舗を含めて一元管理されており、店舗を跨いだ人員の調整が簡単にできる
複数店舗を運営している飲食店であれば、スタッフが不足するときには、店舗間で融通をし合って、店舗運営に必要な要員を割り当てることもあるでしょう。
エクセルや手書きで作成をしている場合、片方の店舗ではちゃんとスタッフが応援に来ることが記載されていても、片方の店舗では記載が漏れていた。というミスを何度か経験したことがあるのではないでしょうか?
システムでスタッフが一元管理されていれば、片方の店舗で、あるスタッフに対して他店舗への応援を登録すると、応援を受けた店舗のシフト表に、応援に来てもらえるスタッフが勤務することが即共有され、伝達漏れや勘違いなどのミスを防ぐことができます。
☑ 設定した法令や就業規則に違反していないかのエラーチェックができる
法令や就業規則、契約条件などに基づき、シフト表は作成されると思いますが、エクセルや手書きで作成をしている場合、その条件を正しく守れているのかをチェックするのに苦労します。
また、チェックに時間がかかる、手間がかかるだけでなく、そのチェックが漏れてしまうと、法令や就業規則違反をしたシフト表で運営をしてしまうリスクが伴います。
シフト管理システムに勤務条件を登録することができ、自動作成や手で修正を行ったシフト表に対して、条件に合わなかった場合にエラー表示する機能があれば、労務コンプライアンスの強化につなげることができます。
☑ システム間の連携機能が備わっている
勤怠管理システムに備わっているシフト管理機能を利用するのであれば、問題はありませんが、シフト管理機能のみを持ったシステムを導入する場合には、勤怠管理システムとの連携を意識した方が良いでしょう。
シフト管理システムで勤務予定の情報を持っているにも関わらず、同じ情報を勤怠管理システムに手で入力するということは、効率的ではありません。
自社で利用している勤怠管理システムと連携するためには、シフト管理システムから、自社のフォーマットに対応した勤務予定の情報を出力する必要があります。フォーマットを編集でき、自社にあった勤務予定の情報が出力できるかを確認しましょう。
☑ 自動作成により、スタッフに割り当てるべき休みや勤務時間を決めてくれる
勤務希望を集約するだけでも、エクセルや手書きでシフト表を作成していたときよりも、大幅に効率化を図ることができるでしょう。ただし、さらにもう一段、高いレベルでの効率化を実現しようと思えば、システムが自動で、各スタッフに対して、休みや働いてもらう時間を決めてくれる機能があるか否かは重要であると言えます。
自動作成機能があれば、誰でも簡単にシフト表作成の作業ができるので、店長の考え方や力量により、働き方が異なってしまうなどの問題も解消できます。
「自動作成」と一言で言っても、各サービスの考え方が異なります。各社がどういう意味で、自動作成の機能があると謳っているのかは、確認の上、比較検討した方が良いでしょう。
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サポート面でのチェック項目
☑ 検討段階において、無料でトライアルにて評価ができる
本当に自社に合うシフト管理システムかどうかを判断するためには、実際に操作して試した方が良いでしょう。
無料でトライアルができるサービスも多いので、まずは気軽に試して、自社のシフト作成の運用にマッチする機能が備わっているのか、操作は難しくないか、費用対効果はちゃんと出るのかなどを確認しましょう。
☑ 操作の問い合わせなど、サポート体制が充実している
システムを利用すると、操作について分からない点も多く出てくるでしょう。そのときにちゃんとした問い合わせサポート窓口があり、適切に対応してもらえるかどうかは確認をした方が良いでしょう。
また、メールや問い合わせフォームだけでなく、電話やチャット、Web会議システムを使った操作支援など、複数のチャネルがあることも必要でしょう。
全国に多店舗展開されている大規模のチェーン店の場合、折角、効率化のためにシフト管理システムを導入しても、各店舗で利用されなければ意味がありません。単に、操作が分からないときにだけ、問い合わせ対応をしてもらうというような関係ではなく、一緒になって利用促進のために動いてくれるベンダーかどうかは、非常に重要な要素であると言えます。
飲食店で利用できる、おすすめのシフト管理システム10選
シフト表はさまざまな業種・業態で作成されています。病院や介護施設など24時間の勤務が求められている職場や、コンビニ、スーパーなどの小売業、コールセンター、工場、倉庫、清掃員、保守作業員・・・などなど。例を挙げたらキリがありません。
シフト管理システムも、さまざまなものがありますが、その中でも特に飲食店の方々が利用する上で、おすすめのサービスをご紹介します。
各サービスのホームページで、飲食店への導入実績が確認できたものをピックアップしました。是非、シフト管理システムの比較検討の際のご参考にしてください。
※2023年9月1日時点の各サービスのホームページで確認できた情報を掲載しています。正確な情報については、各サービスの運営会社までお問い合わせください。
① 勤務シフト作成お助けマンTime:精度の高い自動作成で、シフト表作成の時間を大幅に削減!
(出所:勤務シフト作成お助けマンTime公式Webサイト)
【特徴】単にスタッフからの勤務希望を集約するだけでなく、どのスタッフにいつ休みを与えるか、どのスタッフに何時から何時まで勤務してもらうか、どの時間帯に休憩を与えるべきかを、勤務条件に従い、自動で考えてシフト表を作成してくれます。設定できる勤務条件は、連続勤務日数、総労働時間上限、休憩の割り当てルール、勤務間インターバルなどの就業規則で決まっているものや、時間帯ごとの必要人数(キッチン〇名、ホール〇名)、個々のスタッフの契約条件(週○日勤務)など豊富に揃えています。自動作成機能により、大幅に省力化を実現でき、スタッフも満足する公平なシフト表が誰でも簡単に作成することが可能です。
スマホ希望集約 | ○ | 就業規則チェック | ○ |
スマホヘルプ調整 | ○ | システム間連携 | ○ |
他店舗一元管理 | ○ | 自動作成 | ○ |
無料トライアル | すべての機能を2か月間無料でトライアル可能 | ||
サポート内容 | 電話/メール/フォーム/チャット/Web会議 |
【料金】初期費用:0円、1店舗20名の場合 月額利用料6,000円 ※ボリュームディスカウントあり
【主な飲食店での導入企業】サトフードサービス(和食さと、天丼・天ぷら本舗 さん天)、エネチタ(「餃子の王将」のフランチャイジー) など
- サービス名:勤務シフト作成お助けマンTime
運営会社:鉄道情報システム株式会社(JRシステム)
ホームページ:https://www.otasukeman.jp/time
② Airシフト:やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス
(出所:Airシフト公式Webサイト)
【特徴】テレビCMも行っている、リクルート社が提供するサービスです。シフト表の作成はもちろん、スタッフとのやりとりにはチャットを用いて行うことができ、細かな調整業務もラクになります。スタッフはいつでもどこでもシフトの提出・確認ができ、スタッフにも喜んでいただけます。中小の飲食店での導入事例が多く掲載されています。
【料金】スタッフ1人あたり月額110円(税込)
【主な飲食店での導入企業】焼肉家ごんたか、石窯パン工房サフラン、さかい珈琲 など
- サービス名:Airシフト
運営会社:株式会社リクルート
ホームページ:https://airregi.jp/shift/
③ シフオプ:人手不足対策・シフト管理効率化などの課題を解決
(出所:シフオプ公式Webサイト)
【特徴】簡単な操作によるスタッフへの一括連絡でヘルプを募ることが可能。店舗内のスタッフに対してだけでなく、他店舗のスタッフに対しても実施可能なため、従業員の稼働率を上げ、労働力不足対策とすることができます。また、欠員の可視化による採用の最適化や、人件費のモニタリング。就業規則等のアラート機能による労務コンプライスの強化も期待できます。
【料金】初期費用:0円、1ユーザーあたり月額費用:300円
【主な飲食店での導入企業】ライドオンエクスプレスホールディングス、フレッシュネス、シュゼット・ホールディングス など
- サービス名:シフオプ
運営会社:株式会社リクルート
ホームページ:https://www.shifop.jp/
④ Sync up(シンクアップ):お店の『生産性Up』を支えるシフト管理システム
(出所:Sync Up公式Webサイト)
【特徴】人件費率・人時売上高 ・人時客数・過不足など、店舗の状況把握に役立つ重要指標を分析・管理が可能。スタッフの希望や人件費、売上を確認し、労務管理に注意をしながら、シンプルに分かりやすい画面で操作ができます。また、店舗の所属するエリアや各店舗ごとでシフトのデータを抽出・分析も実現できます。
【料金】月額利用料:1店舗あたり3,000円 ※導入の規模、期間、スタッフ数に応じてお得なプランあり
【主な飲食店での導入企業】ドトールコーヒー、フォーシーズ(ピザーラ)、PLUSK(麺屋武士道) など
- サービス名:Sync Up
運営会社:シェアフル株式会社
ホームページ:https://www.sync-up.jp/
⑤ らくしふ:スタッフ最適化のオールインワン
(出所:らくしふ公式Webサイト)
【特徴】LINE、LINEWORKSを使い、簡単に希望を提出することができます。自動リマインド機能もあるので、提出忘れを防止することも可能。時間帯毎に適正な人数や人件費を設定し、スタッフさんの過不足を見ながらシフトが作成できます。また、複数店舗を一元管理でき、勤怠管理システムとのデータ連携機能も用意されています。
【料金】要問い合わせ
【主な飲食店での導入企業】ダイヤモンドダイニング、日本ピザハット、俺の など
- サービス名:らくしふ
運営会社:株式会社クロスビット
ホームページ:https://rakushifu.jp/
⑥ oplus(オプラス):無料のシフト・勤怠管理サービス
(出所:oplus公式Webサイト)
【特徴】初期費用・月額利用料を無料で始めることができます。シンプルな操作性を実現しつつ、シフト提出、メガホン機能、シフト作成、日別シフト、自動シフト作成、打刻・勤怠管理など実用的な機能を豊富にそろっています。また各顧客毎に機能権限の付与を分けることができるため、顧客のニーズに合わせた柔軟なカスタム開発も可能です。
【料金】スタンダードプラン:0円、Proプラン:100円/ユーザー・月、Pro+勤怠プラン:200円/ユーザー・月
【主な飲食店での導入企業】銀座ルノアール、新洋フーズ、我流麺舞 飛燕 など
- サービス名:oplus
運営会社:Oplus株式会社
ホームページ:https://opluswork.com/
⑦ はたLuck(ハタラック):チェーン店・多店舗運営の生産性向上
(出所:はたLuck公式Webサイト)
【特徴】小売・飲食など店舗運営をしている業界に特化したサービスです。シフト管理の機能は、シフトの提出、回収、作成はもちろん、業務(タスク)の割り当てや労働基準法のルール設定なども可能です。
シフト管理機能以外にも、スタッフへの情報共有のための連絡ノート機能、日々のコミュニケーションを円滑にするトーク機能、仲間に対して感謝・応援・激励の気持ちを伝えることができる星を贈る機能など、店舗運営に必要なコミュニケーション機能が充実しています。
【料金】要問い合わせ
【主な飲食店での導入企業】大戸屋、タニザワフーズ、名鉄ミライート など
- サービス名:はたLuck
運営会社:株式会社HataLuck and Person
ホームページ:https://hataluck.jp/
(出所:CAST公式Webサイト)
【特徴】LINEにも対応した、シフトの自動収集(依頼、催促、周知)を行うことができます。シフトの人数が不足している日を分かりやすく表示し、予定人件費を自動で算出することも可能。また、複数店舗との連携が可能で、店舗間のコミュニケーションをとったり、ヘルプ依頼も簡単に行えます。
【料金】要問い合わせ
【主な飲食店での導入企業】subLime(横浜家系ラーメン)、ヴォランティ048、東和フードサービス など
- サービス名:CAST
運営会社:クックビズ株式会社
ホームページ:https://cast-baito.com/
⑨ R-Shift:生産性を最大化するシフト管理システムの決定版
(出所:R-Shift公式Webサイト)
【特徴】精度の高いシフトを自動作成することができます。ワークスケジュール機能で、作業割り当てを行うことも可能。店舗横断型のシフト配置で、店舗間のスムーズな応援調整を実現しています。また、多くの標準機能から組み合わせを行い、オーダーメイドのような形でシステムを提供しています。
【料金】初期導入費:使用機能に応じてお見積り、月額料金:1人あたり300円~、カスタマイズ・個別サポート費は内容に応じてお見積り
【主な飲食店での導入企業】HUGE、BOTEJYU Group ホールディングス、タイソンズアンドカンパニー など
- サービス名:R-Shift
運営会社:オーエムネットワーク株式会社
ホームページ:https://www.rshift.jp/
⑩ セコムかんたんシフトスケジュール:AIによるシフト表自動作成クラウドサービス
(出所:セコムかんたんシフトスケジュール公式Webサイト)
【特徴】セコムトラストシステムズ社が、吉野家とエクサウィザーズ社と共同開発をしたシフト管理サービス。シフト表作成の自動作成機能を搭載し、行動心理学も活用した「AIリコメンド(推薦者候補)機能」により、勤務シフトの調整支援を行うことができます。
【料金】要問い合わせ
【主な飲食店での導入企業】吉野家
- サービス名:セコムかんたんシフトスケジュール
運営会社:セコムトラストシステムズ株式会社
ホームページ:https://www.secomtrust.net/service/hrtech/shift.html
まとめ
今回は、飲食店でのシフト管理システムの導入検討において、具体的におすすめするサービスのご紹介をはじめ、導入におけるチェックポイントなどをご紹介しました。
今、シフト管理システムは、さまざまなものが各ベンダーからリリースされています。その中から、自社に合うサービスを探し当てることは、非常に労力がかかる作業だと思います。
本記事で記載している内容も参考にしながら、是非、自社に合うシフト管理システムを導入し、店舗運営の効率化を図っていただければ幸いです。