シフト表は便利な自動作成ツールにお任せ
スタッフ管理者の頭を悩ませるのが「シフト表作成」です。手書きでシフト表を作成するとなると下書きや定規で枠を引いたりするなどして、何かと時間がかかってしまうでしょう。
一方、エクセルデータでシフト表を作成するシフト管理者も多いと思います。しかし、独自で作成したエクセルデータは作成者にしかわからないマクロ設定などがあると、属人化してしまいがち。これではシフト管理の仕事を後任に引き継ぐことが難しくなってしまいます。
そこで、注目されているのが「シフト表自動作成ツール」。必要項目を入力すれば、打ち間違いや漏れのないシフト表を短時間で作成することができます。そこで今回は、おすすめの「シフト表自動作成ツール」8選をご紹介します。
製品紹介
勤務シフト作成お助けマン
鉄道情報システム株式会社(JRシステム)が提供するクラウドサービス型のツールです。
「連続勤務は最大○日まで」「この日の早番の人数は○人」「月に○回休みを割り当てる」「遅番の翌日は早番を割り当てない」「夜勤と明けはセットで割り当てる」「AさんとBさんは一緒に勤務させるorさせない」「土日祝に休日を2日以上割り当てる」・・・といった複雑な勤務条件を設定することができます。また、従業員をスキルごとに分類することも可能なので、小売業、サービス業、コールセンターなどでフルタイムの勤務者が多い現場、夜勤を伴う介護、医療業界など幅広い業種、職種で利用されています。
管理画面はエクセルデータをベースにしているので、閲覧性や操作性にも優れているのが特徴。「多様な職種と複雑な条件を伴うシフト表においても、誰でも簡単にシフト表作成ができる」と評判のツールです。
また、2020年にはパート・アルバイト向けのシフト表作成サービスが新たに提供されました。勤務体系、業種業態、職種関係なく、シフト表の自動作成ができるサービスがそろっているのが魅力です。
【URL】 https://www.otasukeman.jp/
シフオプ
リクルートが提供している「シフオプ」は店舗向けで、アルバイトやパートのシフト管理に最適。主に、多くのアルバイトスタッフを抱える飲食業が導入しています。
ポイントは「ヘルプ機能」。簡単な操作で自店舗だけでなく、他店舗からスタッフのヘルプを募ることが可能です。また、各店舗のシフトを可視化することで、場所や時間帯における欠員を迅速に確認できます。これは、リアルタイムで正確に把握できるので、新規スタッフ採用の際に役立つ仕組みとなっています。
【URL】 https://www.shifop.jp
SHIFTEE(シフティ)
株式会社システムサポートが提供する、120以上の要望や改善点を組み込んだ現場志向のクラウド型シフト管理システムです。
シフトパターンは無制限で、自由入力のシフトも利用可。管理画面は日次シフトと月次シフトの2種を用意しており、あらゆる業種に対応します。グローバルに展開している企業に対し、多言語対応(日本語、英語)も実装。さらに、データ連携を可能とし、関連システム全てとつなぐことで業務効率もアップします。
【URL】 https://www.shifteeapp.jp
快決!シフト君NEO
オンプレミスサービスとしてシフト表作成ツールを展開しているのが、株式会社NTTデータセキスイシステムズの「快決!シフト君NEO」。
業種や利用シーンに対応した勤務計画ソフトウェアで、医療業種向けの「快決!シフト君NEOメディカル」、介護業種向けの「快決!シフト君NEOウェルネス」、一般業種向けの「快決!シフト君NEO S」などがあります。
本部など1カ所にデータを集約することで、全部署が人員配置状況を確認できます。集めた情報を分析、検証することで次の人事計画に反映することができる“継続のためのシフト作成システム”と言えます。
【URL】 http://products.ndis.jp/shift-neo/
セコムかんたんシフトスケジュール
特許取得済みアルゴリズムを利用している、セコムトラストシステムズ株式会社のサービスです。
セコムAIによるクラウド型ツールで、シフト表における調達支援機能を搭載。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからも登録、確認が可能です。
オプションとして国内初となるAIと行動心理学を活用した「AIリコメンド(候補者推薦)機能」による勤務シフトの調整支援機能も。また、シフトデータがセコムのデータセンターで安全に保管されるのもポイントです。
【URL】 https://www.secomtrust.net/service/hrtech/shift.html
Airシフト
アプリと連動したクラウドサービスで、従業員のユーザビリティ向上を図ったのがリクルートの「Airシフト」。
従業員は専用アプリから希望シフトを提出することができる上、すぐにシフト表に反映されます。管理者側もシフト管理アプリ「シフトボード」を使うことで、時間や場所を選ばずにスマートフォンでのシフト管理が可能に。
また、シフト表と一体になったチャット機能が好評。シフト管理者と従業員の間で綿密なやり取りが可能で、急な連絡に対する調整もスムーズに対処できるようになります。
【URL】 https://airregi.jp/shift/
R-Shift(アールシフト)
オーエムネットワーク株式会社がリリースしている「R-Shift」は、小売業やサービス業の店舗で必要になる機能を豊富に取り揃えています。
特筆すべきは数理最適化手法、レイバースケジューリング理論を全面採用した点。シフト管理の高度化を図り、「ムリ・ムダ・ムラ」を無くすことで店舗の生産性向上や従業員のモチベーションアップを目指します。
マウスだけで基本的な操作ができる、直感的なインターフェースも特徴。シフト管理者にとって、ストレスを感じさせない画面となっています。
【URL】 https://www.rshift.jp
Optamo(オプタモ)
均一化されたシフト表で従業員の不満を解消する「Optamo」は、株式会社モーションが提供しているクラウドサービスです。
統計学やヒューリスティックを用い、偏りのないシフト表を自動で作成します。勤務ルールや人数の制限などともに、従業員のスキルや給与、ポジション、休暇希望日といった条件を設定。管理者が把握している各従業員のスキルをアプリにインプットすることで、最適なシフト表が作成されます。
【URL】 http://www.optamo.jp/
まとめ
今回は、シフト表自動作成ツールをご紹介しました。各サービスともに、様々な特徴を持っています。店舗向けなのか、事業所向けなのか。社員向けなのか、アルバイトスタッフ向けなのか。しっかりとコンセプトやメリットを理解して、自社に合ったツールを選びましょう。
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